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2017年4月24日 (月)

第 33 回全日本トライアスロン宮古島大会。

第 33 回全日本トライアスロン宮古島大会に出場した。
初めてのロング ディスタンス。


目標は、スウィムで溺れない、バイクで事故らない、日没前にゴール。


ホテルを 3 時半出発のバスに乗って、朝食会場へ。
まあまあ普通に食べて、スタート地点へのバスを待つ。

スタート会場はまだ真っ暗、暗闇のトランジション エリアへ。
わかっている選手は、ちゃんとヘッドライトを装着している。
バイクにボトルと補給食をセットして、トランジション エリアを出る。

このとき、トランジション エリアにシューズを置くかスウィム フィニッシュの袋に入れるか悩んだ。
シューズを置いている選手は少なくて、置いて良いものかどうかわからなかったから。
まあ、置いておいて良っか。

バイク フィニッシュ行きの袋とラン フィニッシュ行きの袋をトラックに預ける。
入りきらなかった荷物は、スウィム フィニッシュの袋に入れておく。
トランジション エリアが異なるから荷物を預けるのは良いとして、このシステム、どの競技で自分には何が必要か把握できていないとトラブりそうで面白い。


◎スウィム:3km
600m の直線、1100m の直線、1300m の直線コース。
最後の 1300m は潮流に乗れるハズ。

6 時半頃から試泳開始。
水は冷たくなく熱くなく適温な感じ。
そして、海がめっちゃキレい!
砂浜はキレいなのに、ちょこっと水の中に入るとゴツ× 2 としていて足元が痛い。

1 時間以内の速泳者グループ、1 時間以上の遅泳者グループ、焦らずゆっくりスタートの 3 区分に分かれている。
まあ、おごらず 1 時間以上のグループに入っておこうかな。

オープニング セレモニーで、本日誕生日を迎える選手にハッピー バースデーを歌う (笑)。
33 回連続出場の選手もいるらしい。
そうこうしているうちに、スタート 5 分前。
ボーッとしていたら、ホーンが鳴った。


バトルに巻き込まれなくても、1,557 人が一斉に泳げば当然ぶつかる。
気づくとバトルから離脱しているのは、オレがコース アウトしたからだろう (笑)。
左腕のかくチカラが弱いから、どんどん左に旋回しちゃうんだろうな。

海がキレイなせいか、沈んでいるヒトを見かけた。
一瞬ギョッとしてから、ダイバーだってことに気づく。
海底から見守ってくれているって、海がキレイだからこそできるワザかな。

波がちょっと高い。
潮流に逆らって泳いでいるとき、何度かうねりがくるのが見えた。

泳いでいると、頭上を飛行機が通った。
飛行機に乗っているヒトが窓の外を眺めたら、どんな風に映るんだろう。

最後の 1300m に入ったとき、自分の感覚でもだいぶ遅延している気がした。
オレの後ろを泳いでいる選手は多くないかな。
魚が岩陰に隠れるのが見えた。


足が届くところまできて、立ち上がるとふらついた。
他にもコケる選手がいる。
泳いできて疲れているところに、足元が痛いし安定しない岩のせい。

時計を見ると、1 時間 20 分が経過していた。
関門 30 分前。

トイレに行ってからシャワーでウェットスーツを脱皮。
スウィム フィニッシュの袋を受け取って歩いていくと、スウィム フィニッシュの袋を預けるトラックが止まっていた。
なるほど、トランジション エリアに入る前に袋を預けるのか。
てことは、バイク シューズはトランジション エリアに置いてきちゃダメだったな (笑)。


◎バイク:157km
宮古島を時計回りに 1 周半するコース。
途中、橋で繋がっている伊良部島、池間島、来間 (くりま) 島にも立ち寄る。

今回、バイクに向けて秘策をたくさん携えてきた。
まず、タイヤと DH バーで、だいぶ疲労を軽減できずハズ。
補給食を入れておくバッグに、ゼリー飲料 2 つを忍ばせる。
バイク パートだけ、トライスーツの上から自転車用のパンツを履いておしりのクッション性をアップ。

トランジション エリアでのんびり着替えていると、スウィム会場からアナウンスが聞こえてきた。
最後の泳者が上がってきたと。
そして、デンジャラスのノッチが参加していると。
トランジションに 15 分かけて、バイク パートをスタート。


バイクの 1 周目、まずは伊良部大橋を越えて伊良部島へ向かう。
この橋が厄介で、アップダウンと横から突風が吹く。
前の選手の揺れ方を見ていると、いつコケてもおかしくない感じ。
ちゃんとハンドルを握って体勢を安定させる。

そんななか、物凄いスピードで抜かしていった選手がいる。
え、2 人乗り? って思っていると、前は伴奏、後ろが選手らしい。
2 人乗りだと、安定感が違うのかな。

伊良部島を越えると、次は池間島を目指すことになる。
池間島までくると、バイクをスタートしてから 2 時間が経過。
そろそろゼリー飲料を 1 コ摂取しよう。
と思ってキャップを空けた瞬間、飲料本体を落としてキャップだけが残った。
カロリーをまるっと 1 本ロス、ヤバいかな。


島の東側の海岸線、アップダウンがしんどい。
2 周目も通るのかと思うと既にげんなり。

90km 近辺で、応援バス ツアーのバスがいた。
丁度良いからトイレ休憩。
ついでに、ロスしたカロリーの代わりに、お袋から固形物をもらって補給した。

バイクを一度降りると、ヘタレていた足が復活した。
東平安埼 (ひがしへんなざき) で 100km 地点、3 時間 50 分くらい。
ここで、時計のラップをリセットしておく。
佐渡ヶ島のときは、100km で腰の痛みが堪えきれない感じだったな。
今日はまだ大丈夫。

島の南側、今回宿泊しているシギラ リゾートまでは地獄の坂道ラッシュ。
上っては下り、下ってはまた上り、いくつの坂を越えただろう。
そして、前日のレンタサイクルでわかっていた、115km の先まで延々と続く上り坂。

ここでふと、バイクの足切関門のことが気になる。
バイク フィニッシュの関門はスタートから 8 時間 20 分。
1 時間前に、ゴールの手前 30km にも関門があって、127km 地点にいなくちゃいけない。
でないと、ランに入れずに終わってしまう!


もうすぐ 1 周目が終わって 2 周目だ、と思ったとき、まだ来間島へ行っていないことを思い出した。
やべぇ、マジでやべぇ…。
伊良部島、池間島、来間島への橋は、みんな途中に起伏がある。
水平にはつくれなかったんだろうか。

スピード アップして、100 ~ 115km のアップダウンで同じくらいの位置を走行していた選手を置いてきたあと、周りに選手が少ないことに気づいた。
やっぱり、この辺が足切ラインなんだろうか。
アップダウンが多くて全然スピードが安定しない。

後方になると、飲み物が不足する事案が発生 (笑)。
アクエリアスが売り切れていて、コーラか水ってゆぅ究極の 2 択になる。
てことで、水だけをもらって渇きを凌ぐ。

給水ポイントでは、バイクに合わせてボランティアの子が走って手渡してくれる。
受け取りやすいし、安全面からいっても的を射ている気がする。


バイク フィニッシュまでラスト 1 時間を切ったであろうタイミングになると、足を少しでも温存したい気持ちが出てくる。
バイク パートで温存するより、さっさとフィニッシュしてトランジション エリアで休憩することを選ぶことにした。

バイク フィニッシュ地点に辿り着いたとき、トップの選手がゴールした (笑)。
ランでの逆転優勝の可能性が消えた瞬間 (笑)。
バイク フィニッシュ時、選手一人一人に「おかえり」って声をかけていた。

バイクからランのトランジション エリアには、初めてくる。
ボランティアの子が、番号を見て「こっち!」って誘導してくれる。
ナイスなチーム プレーだった。


◎ラン:42.195km
21.1km 先を折り返す、単純往復のコース。

ランの秘策は、最初のハーフで足を使わなければあとは何とかなる。
最初のハーフは、逸る気持ちとの戦い。

トランジション エリアで充分に準備してからラン コースへ。
ゼリー飲料 2 つと塩タブレットをがぶ飲み。
ランのスタート計測がないから、単純にロス タイムかな (笑)。
せっかくだから、スタート直後にあるエイドでたっぷりと給食する。
トランジションに、12 分かけてからランをスタート。


最初は、体感的にもタイム的にも一致している、5 分/km より少し遅いくらいのジョグ。
それでも、周囲の選手と較べて速いからものすごく応援してもらえる。
オレの走りをみて的確に応援してくれるヒトは、たぶんランナー

10km 地点で、応援ツアーの応援ポイント。
ハーフ地点までは止まりたくなくて、そのまま素通り。

流石に、ハーフまで 5 分/km は維持できない。
ハーフ折り返しは、走り始めてから 2 時間 10 分くらい。
ここいらで、ここ数週間左足にあった違和感が正体を現した。
腸脛靭帯炎の傾向が出てきた。
ラン友から、直前に注意するよう言われていた腸脛靭帯炎。

往路は、水を被るのを完全に避けてきた。
復路は、氷水に浸かったスポンジを左足膝に当てた。
靴がグジョ× 2 になるから、かえって危険な気もする。
背に腹は代えられない。

さらに、途中で左足首も悲鳴を上げ始めた。
何で??
どうやら水をかけて浮腫んだのか、ふくらはぎソックスの下にあるアンクル バンドがきつくなってきたようだ。
アンクル バンドを、左足から右足に付け替えた。

エイド ステーションの度に、氷水のスポンジを取り換え続けた。
普通のマラソン大会ならとっくにリタイヤしているか、そもそも足がこうなる前に終わっているハズ。
総距離 202.2km、つまり 2km が約 1% の重み。
90% 以上消化して、今までの実績を無為にすることはできない。


34km まではエイド ステーション以外では歩いていない。
34km 過ぎ、長い上り坂でついに歩きを入れた。
一度走るのを辞めてしまうと、もう 2 度と走れなくなりそうだから。
歩いたって、制限時間内に完走できることが見えたから。

平地に戻ったら不思議と足が動いた。
腸脛靭帯炎を悪化させない走り方でゴールを目指す。

18 時を過ぎると、徐々に陽が傾き始める。
日没までには帰れないか。
暗くなってきても、まだ沿道で応援してくれるヒトたちが多い。
自然とありがとうの声も大きくなって、声援も一層大きくなる。

ラスト 3km だと思ってスピードを上げたら、実はまだ 4km あった (笑)。
流石に、最後は腸脛靭帯炎が走ることを許してくれない。
途中で歩いて、ラスト 1km だけまたがんばる。
腸脛靭帯炎が発症してしばらく再起不能になっても、完走できれば悔いなし!


競技場が遠い。
声が聞こえていても、まだ近い感じがしない。
そもそも、競技場はドコだ。

ヒトが多くなってきた。
競技場への入り口から、バックストレートの直線まで、ヒトによる花道ができていた。
そして、放送席から名前を呼ばれたとき、手を振ってくれたから振り返した。
ラスト 100m。

やっと終わる安心感と終わってしまう喪失感で涙が出そうになる。
最後の直線をスパートしてゴール。
ゴール テープに躓いてコケそうになるくらい、テープに重量感があった (笑)。


ゴール後、水分補給して宮古そばを食べて着替える。
ウルトラの母ランナーさんから、すかさず LINE でメッセージをいただいた。
お待たせしました (笑)。

しばらくすると、デンジャラスのノッチがゴールしてきた放送があった。
バイクのドコかで抜かれたあと、ランのドコかで抜き返したらしい。

20 時半、競技場への入り口が閉鎖される。
最終ランナーのゴールと同時に花火が盛大に上がる。
宮古島の長い一日が終わりを告げた。

バイクの回収は 21 時からってことだったけれど、フライングして回収できた。
ただし、長蛇の列。
レース前は、バイクを回収したあとホテルまで自走するつもりだった。
途中でムリなことがわかっていたから、大人しくタクシーで帰ってきた。


完走できて満足、と思っていた。
ランの順位をみて、やっぱり悔しさが出てきた (笑)。
スウィムとバイクはパワー不足、ランは調整力不足だったな。

また、いつか、出てみたい。


リザルト。

種目ラップ順位スプリット通過
スウィム1:21:5912461:21:591246
バイク6:30:2012497:52:191276
ラン4:49:0644612:41:25829

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